コロナが明けて
今年の春、コロナが5類に移行しましたが、少しずつ世の中の流れが変わってきている様です。日銀短を見ながらおさらいしてみたいと思います。
| 年/四半期 | 大企業 製造業 | 大企業 非製造業 | 街角景気 |
| 2020/4-6 | -34 | -17 | 16.0 |
| 2020/10-12 | -27 | -12 | 44.2 |
| 2021/4-6 | 14 | 1 | 36.9 |
| 2021/10-12 | 18 | 9 | 58.0 |
| 2022/4-6 | 9 | 13 | 53 |
| 2022/10-12 | 7 | 19 | 49.4 |
| 2023/4-6 | 5 | 23 | 55 |
| 2023/12 | 12 | 30 | 49.5 |
※DI「良い」-「悪い」 20を超えると好調
※街角景気は5段階の回答を指数化。50で横ばい。
緊急事態宣言が出された2020年春は、全ての指数が悪化しています。街角景気も大幅に悪化しており、急速に経済が冷え込んでいます。そして1年後製造業は、やや戻していますが、非製造業は、全く良くありません。そして、2023年12月の速報値では、非製造業は、絶好調と言えるほど回復しています。製造業は、半導体など部品不足の影響や、人々の生活様式が、5類への移行によって、物消費からコト消費へと移っていった事も影響し、回復は鈍いままです。 一方で、街角景気も50を下回っており、消費者のマインドはネガティブに寄ってきています。大企業を中心に業況は、回復基調にありますが、十分に人件費に反映されておらず、消費者物価の上昇(2023/11月106.4)に追いついていないと言えると思います。
一方で、最近少しだけ話題になっている公的負担率(大雑把に言えば、給与に対する税金・社会保険の割合)は、2004年までは、概ね35%程度でした。
しかし、、、、
2005年 36.2% 2010年 37.2%
2015年 42.3% 2022年 47.5%
と、大幅に増加しています。つまり給与が上がっても手取りが増えないという状況になっています。こうした負担増は、消費者のマインドを反映する街角景気に影響しているでしょう。せめて40%以下にして欲しいものです。
亀山工場と企業の責務
現在建設中の、亀山工場ですが11月に上棟も終わり、順調に進んでおります。現地でのスタッフの募集も進んでおり、順次本社研修などを進めております。来年4月の年度初めから業務開始となりますが、当初より90%以上の稼働率を予測しており、早期に軌道に乗るのではないかと予測しております。
一方で、冒頭で大企業の景況感の話題に触れましたが、製造業の場合、やはり投資不足かと感じております。自己資本の高まりが、現預金の積み上がりとなり、次の投資へと向かわず、将来の利益の源泉である生産設備を減少させる方向に進んでいます。釈迦に説法ですが、B/Sの左側に並ぶのは、現金と土地、機械などの生産設備です。企業は、これを活用することによって、利益を生み出しています。現預金が増え、生産設備が減少するという事は、利益を生む源泉を枯渇させ、縮小均衡、そして衰退していくという事です。
研究開発を行い、生産設備を増やし、生産性を向上させ利益につなげるのが経営の王道です。元来、人は、人々が幸せになる為に、社会を形成しています。企業もその一員として、生産性の向上を通し、人々の幸福に寄与するのが、責務なのではないでしょうか。
本年も大変お世話になりました。良いお年を!!