明けましておめでとうございます本年も何卒宜しくお願い申し上げます
昨年で平成に終わりを告げ、令和の年号になり初めてのお正月を迎えました。昨年の年末から今年のお正月にかけて、比較的穏やかな天候に恵まれたのではないのでしょうか。 今年は子年、繁栄との意味合いもあるそうで、相場の格言としては上げ相場と言われるそうです。
鉄スクラップ
その格言通りになるか、昨年は東京製鉄で見てみますと、年初から相場は上がり続けて、3月6日にピークを迎え、その後10月の底値を迎えるまで下がり続け、その価格は13円/kgと、暴落気味に下がり続けました。 この理由として、アメリカの保護貿易と中国との貿易摩擦、更には第5世代と言われる5Gの覇権争いにより、米中新冷戦時代とも言われる様になり、世界経済はこの大国の争いにより減速した事は周知の事実です。
ただ11月に入り、それまで下げ続けたトルコ向け米屑価格などが上がりだした事により、それがアジアにも波及、11月に行われた関東鉄源の結果も、予想以上に高い価格で落札され、これが先高感に繋がり、国内電炉価格も反転、今現在も上げ相場の流れの中にはいます。 ただ懸念事項も無いわけではなく、アメリカが1月2日にイランの軍司令官を空爆した事により、今後中東情勢がどの様に動いていくか不透明な情勢となっています。 単純に考えれば、報復合戦が待ち構えているだけで、原油価格も上がり、これが世界経済の足かせとなり、更に減速してしまう可能性もあります。 日本には、今年オリンピックがあると言いたいところではありますが、鉄鋼業で見てみますと、オリンピックが行われる期間は、都内に入る物流がある程度制限されてしまい、建築なども止まってしまいます。 その為、電炉メーカーでは厳しい1年になるとの考えを持っているようです。 ただ再来年には、都内に於いては、再開発物件がいくつか控えている為、ある程度の鉄鋼需要は出てくると見込んでいます。
簡単に要約しますと、今年の鉄は国内に於いては厳しい状況、海外では、米中・米イランの問題・イギリスのEU離脱とこれまた厳しい世界情勢の荒波が待ち構えており、同じく厳しい年になるのでは?と考えています。 これに追い打ちをかける様に、1月6日の業界紙の中で、今年度の日本の粗鋼生産が、1億トンを割りリーマンショック以来の減産になるのでは?と記事内容が出ていました。これは衝撃的で、改めて日本の粗鋼生産が減り続けていて、それに合わせ、スクラップの使用量も減っている事を気づかせてくれました。そして市中発生のスクラップも、経済活動に併せて減っている為、輸出がある程度ある今は、需給バランスは何とか保たれています。今年は、格言通り上げ相場になるかは???となり、今の価格帯を中心に若干の上げ、どちらかと言えば下振れリスクの方が高いと思われます。
年初めは明るい話で盛り上げたいのですが、正直嘘もつけないので、あえてこのような記事になりました。逆にこの予想が外れ、格言通りになれば上げ相場となりますので、笑って許してやってください。
何だかんだで、今年も始まりました。
これから本格的に寒くなる時期に入りますが、日も少しずつ伸びてきていて、花も咲き誇る春に向け着実に進んでいますので、寒さも今少しの辛抱です。
これからも長沼商事に対しまして、変わらぬ ご愛顧を心よりお願い申し上げます。
社員一同、今年も皆様を心よりお待ちしております。
コラム
昨年よりインフルエンザが増えてきているようです。予防接種を受けても、症状が軽くなるだけで、ウイルスは人にうつります。マスク・手洗い・うがい・睡眠をしっかりとる事が最大の予防となりますので、お勧め致します。