(令和元年10月)
野分がまたひとつ
今年は台風(古称名が野分)の当たり年というわけではありませんが、先日の台風15号は千葉県に大きな被害をもたらしました。高知の方が言っていたのが「若い台風は怖い」。これは海から直接上陸する(陸地を通らないので勢力が衰えていない)台風を現した言葉ですが、言いえて妙に納得できてしまいました。
そしてこの話を書いているタイミングで台風19号が発生、発達しながら日本列島に近づいております。関西か関東のどこに上陸するのかまだ時間があるので予測の幅も広くとられています。どちらにせよ事前の防災対策は取っておくこと越した事はありません。今一度、会社の中や自宅の周りを見て、風で飛びそうなものや倒れそうな物など先に養生しておくことが大切です。
スプレー缶・使い捨てライターの無害化処理
今年度も数多くの自治体様に委託をいただき誠にありがとうございます。また、遠方からのお問い合わせも頂くのですが、運搬距離がネックとなりお受けすることが出来ないのが残念です。いつかはこの問題も解決しなければと思っております。距離の遠近はともかく一度お問い合わせいただければと思います。
リチウムイオン電池問題
近年、色々な所でこの電池のご相談を受けることが増えております。様々な場所で使用されるリチウムイオン電池。これの基礎を発明された方がノーベル賞を取られました。大変おめでとうございます。今の世界になくてはならないものとなりましたこの電池。もし無かったら今のスマホは頻繁に充電をしなければならなかったでしょう。
この電池の特徴としてはエネルギーの減り方が緩やかに減少するということでしょう。自然放電量が少ない、とういうことは長い間エネルギーを蓄えることが出来るということです。その状態のものに傷が入るとどうなるか。傷の入り方にもよりますが、急激な発熱から発火に至る危険性があります。実際にある清掃工場で電子タバコの本体が燃えた物を見せていただきました。本体の端っこがつぶれていましたので内部のリチウムイオン電池に傷が入ったものと考えられます。使う側にしてみると電池というイメージがあまりなく、捨てる際に何で捨てたらいいのかわからない物でもあります。自治体のごみ分別にも記載されていない場合、その多くは不燃ごみに出されるのではないでしょうか。
最近では内臓式で外せないタイプの電池も増えてきました。スマートフォンも外せないタイプが増えてます。子供のおもちゃなどもUSBを差し込んで充電するタイプなどはそのまま壊れたら小さなものは不燃ごみで出してしまいます。電池が外せないので入ったままという状態になります。安いタブレットなども壊れたらそのままゴミとして出してくるでしょう。もし、回収時に運悪くパッカー車の押し込み板で挟まれたら、エネルギーが残っていたらと考えた場合、運搬時、貯留時、処理時のいずれかで発火する可能性を秘めていることになります。
身近にあり、便利なものでも何かしらの危険と隣り合わせになっているのが現状です。使い方を間違わなければ危険はほぼないと言えるでしょう。大切なのは間違った使い方をしないということです。では、それを処理する側には危険はないのかと言えば、残念ながら製造する側は処理する側のことはあまり考えていないのです。商品化するときにせめてその処理方法についても考えていただけたらといつも思っております。廃掃法に則り処理、では不親切ではないでしょうか。