日中はまだまだ暑いのですが、朝夕は暑い時もありますが、夜の虫の音や風が吹いている時に涼しさを感じられるようになってきました。季節の秋への移り変わりを肌でも感じられる今日この頃ではありますが、以前に増して自然災害も地球規模で猛威を振るっています。
人の欲求を満たす為に人類はここまで発展してきましたが、それ以上に地球を汚してきた付けが回ってきているのかもしれません。商売とは言え昔からリサイクルしてきた私どもが出来る事は、更に高度なリサイクル技術を確立し、ゴミとして捨てられる物を可能な限り無くす事、その為の高度な技術力を早く生み出す事なのかもしれません。 話はそれてしまいましたが、鉄相場を見てみますと、大筋例年の様な上げ下げのタイミングで変動しているのではないでしょうか?若干のずれはありますが、経済活動のリズムが出来上がっていて、ほぼそれに沿った動きだと思われます。お盆明けに在庫補充をする為、瞬間的に上がりましたが、今はそれも終わり、下げ相場となっています。
更に昨年の様なオリンピック特需も今年は無く、為替も円高傾向にあり、スクラップ相場にとっては、ちょっと秋めいた傾向になってきています。年末までに、一時的な上げのタイミングはあるかと思いますが、基本弱含み横這い程度の状態が続くと予想しています。米中貿易戦争が激しさを増せば増す程、世界経済が減速し、メーカーは減産圧力を強め、為替は円高が進行し、よりスクラップ市況には悪い影響が出る可能性も頭の片隅に置いておいた方が良いかもしれません。ただ 地球的には、生産活動が落ちることは、一息つけるのかもしれません。人類にとっては悩ましい状況ではありますが・・・。
最近、鉄問屋仲間で話題になるのが、ダスト問題です。中国が今年に入り雑品の輸入を止めた事は記憶に新しいですが、梱包材などの廃プラ系も規制が厳しくなり、それが産業廃棄物として国内に溢れ出しました。当然処分場は逼迫し、処分費も高騰しだしています。処分費が上がるならまだしも、受け入れ迄制限されています。鉄スクラップなども破砕機にかけるとダストが発生します。そのダストが受け入れてもらえないと、スクラップ問屋も受け入れをSTOPせざろうえない状況になります。この状況が徐々に広がりを見せ始めてきています。弊社でも、隣県の同業者様から処理の依頼が来ましたが、その様な状況なので、丁重にお断りを致しました。機械の稼働率では問題ないのにダスト問題でお断りした事は、非常に歯痒い思いです。今後先に書いた様なリサイクル技術を上げ、ダストを減らし、その余裕出来た分を受け入れ出来る様にしなければ、過去の不法投棄の様な事が又起きる可能性も出てきてしまいます。この問題は早急に対処しなければならないのですが、新しい技術開発は一朝一夕でできるものではないので、それまでの間に時間稼ぎも必要です。 これも何人かの問屋仲間で出た話ですが、電炉メーカーも現在は稼働率が低くなっています。日中はほぼ炉は使われていません。
又鉄を溶かす程、温度も高い為、品種は限定されると思いますが、ゴミ処理も製品に影響でない量ならば可能かと思われます。実際検討している又は実験した電炉メーカーさんもあるとの事。聞いた話では、集塵やダイオキシン対策は、追加設備しないと駄目だが無理な話ではない。しかし 許認可の問題で前に進めないとの事でした。 もし電炉メーカー・スクラップ業者がタッグを組んで市中に不法投棄を起こさせない為に国に働きかけ、許認可問題も緩和されれば、一歩前には進めます。新しく焼却炉を作るには環境アセス等のハードルもあり、完成までに長い時間がかかります。なら既存の設備を有効活用した方が、対策も早く問題の改善につながります。是非これを実現していきたいものです。
コラム
個人的な意見ですが、世界は個人の考えを主体とし、それが和を乱し、好き勝手に暴走している様に思えます。この先世界はどうなってしまうのでしょうか?いい意味で世界を主導していけるリーダーが現れるのを切に望みます。