リサイクル通信

2019年1月185号】

明けましておめでとうございます。本年も、何卒宜しくお願い申し上げます

鉄スクラップ

季節は冬真っ盛り、皆様お風邪はひいていないでしょうか?弊社の年明けの出勤日には、何名か風邪やインフルエンザで正月を迎えた社員がいました。インフルエンザも注意報がでていますので、基本の手洗い、うがい、そしてマスクで身を守る事をお勧め致します。さて鉄スクラップですが、昨年は、  問屋やお客様においては、それなりに恵まれた年だったと言えるのではないでしょうか?

と申しますのは、既に昨年の1月は、東京製鉄で見ますと、H2でトン3万円を超えてからのスタートで、例年の様に上げ下げを繰り返してはいましたが、今年の1月の段階でもまだ3万円台はキープしております。ただ輸出環境に左右される、南関東の電炉に於いては、3万円は割っている状況にはあります。東鉄を軸とする、北関東の電炉と、湾岸の輸出も含めた南関東の電炉とでは、価格差が開いているのも、昨年から続いている業界の変化の一つと言えそうです。

これは地理的特性と、東京製鉄が、過積載を一切認めない社内方針により、入荷が落ちてきた為の対応策であり、今後も、南関東との差は、埋まりにくいかもしれないと言えそうです。 それに対し、南関東では、輸出価格との兼ね合いで価格設定がなされる為、余程原料が足らなくならない限り、抜けた価格設定にはならないと思われます。そんな中で新年がスターとしたのですが、早速東京製鉄は、1月8日より価格を下げてきました。これは、昨年の11月中旬からの下げ相場の流れの継続の事であり、旧正月明けまでは、まだ続く可能性があります。ただ、1月11日にお行われた関東鉄源の落札価格が、今現在の南関東の電炉価格と同じな為 、何処まで下げるのかは微妙な状況になりつつあります。

為替の影響もある事や、日本のスクラップの品質問題(悪い方)もある事から、今後も予断を許さない状況が継続すると思われます。更に、雑品と言われる物の中国向け輸出が昨年末で終了した為、今後国内解体された鉄スクラップの発生も増えると思われる中で、オリンピック関連の建設も減少していく事から、今年は鉄スクラップ業界には厳しい1年になるのでは?と言うのが、個人的感想です。

それに合わせて、ステンレスも非常に厳しい年とも言えそうです。輸出向けで韓国ポスコ社にステンレススクラップが輸出されていたのですが、鉄同様、品質問題が発覚、それにより  日本からの輸出量が激減、国内でも吸収しきれず、スクラップが市場に滞留し、価格が下がり続けている状況であり、これは今後も続くと予想され、専門問屋は特に売れない上に値段が下がり続ける状況で、悲鳴を上げている様です。

余り物に値段無し、リーマンショックの時を彷彿させる様相になってきている様です。その他銅系・アルミ系は、価格は下がっていますが、ステンレス程状況は悪く無いようです。何故急に市場の状況が悪くなってきたのかを考えてみますと、1番の理由として、アメリカと中国の貿易戦争により、中国経済が減速している事が挙げられると思います。直近では、今年の初めによる、アップル社をきっかけとした株価暴落が挙げられます。

暴落の後は、正気を取り戻し、株価は戻していますが、今後もこの様な状況が頻繁に起きるのでは?と思えます。この貿易戦争は、戦争前に行われる初めの一歩で、エスカレートしていくと、本当の軍事戦争になっていくそうです。かつてアメリカとソ連は、軍拡の中で、ソ連を疲弊させ勝利したともいわれています。

そして今、今度は別のやり方で、アメリカは中国を疲弊させ、勝利を収める戦いをしているのです。これは、民主主義対共産主義の戦いであり、アメリカは譲歩しないと思われます。又中国も同様であり、これが世界経済を減速させ、巡り巡って、スクラップ価格にも影響しています。今年はそう意味で、大荒れになる可能性がある年と言えるかもしれません。

コラム
日本の国民病の一つに、花粉症があります。今年は昨年の夏が暑かった為、花粉の飛ぶ量も多いそうです。既に寒暖の差なのか、花粉か分かりませんが、鼻がムズムズし始めています。皆様も早目の対応を、お勧めいたします。

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