リサイクル通信

2018年9月181号】

鉄相場 / トレーラー横転事故

鉄相場

今年の夏は、本当に酷暑が当てはまる夏でしたが、皆様の体調はいかがだったでしょうか?弊社は、地面が全面コンクリートの、上から下から熱せられ、気温以上に暑く感じられ、水分・塩分補給をしていたにもかかわらず、熱中症の症状が出た社員が出ました。幸い軽い症状で済んだのですが、これが毎年続くとなると、何か新しい対策が必要かもしれません。サンプル的に風をジャンパー内に送る商品を購入したのですが、外気温が高く、熱風しか入ってこないとの事で、残念ながら不評につき採用は見送る事となりました。新しい商品が出る事に期待したいと思います。


鉄相場ですが、例年は、ゴールデンウィーク前に一旦高値となるのですが、今年はそれとは逆に、下がり、ゴールデンウィーク後に価格が上がると言った状況となりました。そして今年、東京製鐵宇都宮の最高価格は8月24日に出て、その後9月に入り下がってきています。又、日本の、特に関東のスクラップ価格は、米屑価格を上回る世界最高値となっています。本来は、米屑の方が、日本屑より品質面で良く、1t当たり10ドル程度高くなっています。何故、日本屑の方が高いかと申しますと、オリンピック需要で生産量が高い事、酷暑の影響なのか、市中のスクラップ発生が非常に悪かった事が挙げられます。その為電炉は原料であるスクラップを手に入れる為、価格を上げて購入を促したものと思われます。今回東京製鐵が価格を主導し、久々にプライスリーダーにも返り咲いています。又、特に関東地区だけ突出した高値で、日本のその他の地区は、関東程価格が高くなっていません。

やはりオリンピック関連主導の内需型による価格形成だと思われます。この先ですが、9月より価格は下げ相場に移行しておりますが、連休中に生産量を増やす事から、東京製鐵が価格を再度上げ始めました。理由として、生産を上げる為に、一時的に原料であるスクラップが必要になった事が挙げられます。連休前の上げは、イレギュラーとして今後ですが、11日に行われた関東鉄源の入札結果が前回比若干の下げで済んだ事、更に海外指標の一つであるトルコ向け米屑価格もここにきて反発上げになった事で、世界的にスクラップ価格が上げ基調になったとの認識から、極端な下げをしづらくなったのでは?と考えられます。ただ日本は、先に書いた通り、世界的に一番高いスクラップ価格となっていて、海外との差がある為、海外は上がる可能性が有り、日本屑はこの連休を終えると一旦落ち着くこととなり、下がる可能性があります。ただ市中の発生屑の量も例年より少ないのでは?と言う事もあり、これが下支えする事も考えられますので、緩やかな下げなのでは? 予想しています。

トレーラー横転事故

先日千葉でトレーラーが横転し、3名の方が亡くなられた事故がありました。非常に痛ましい事故で、無くなられた方のご冥福をお祈りいたします。現在の当業界は、昔ながらのスクラップ業者と、業界の悪いイメージを変えたい業者に分かれ始めていると思います。特に若い跡継ぎ世代の方達は、業界を変えたい傾向が強いと感じています。リサイクルと言う事で業界が世間から見直され始めていたのですが、雑品が輸出され始め、何でもかんでも中国に押し付ける風潮が、業界の一部の悪しき人達を助長させ、ゴミ交じりのスクラップを輸出し、更にヤードでの火災の発生と、問題が増加傾向になり業界外の方達から「やっぱりね」と言われ始めてきています。

今回の事故もそれに拍車を加える様な意見がネットで投稿されていました。その様な投稿を見る度に、業界イメージを変えたい人達は、歯痒い思いをしていると思います。弊社も業界の悪しきイメージを変えたい思いで行動していますが、まだ道半ばです。今回皆様には、全ての業者がそうでは無い事を知って頂きたく書かせていただきました。これから法令関係も厳しくなると予想されます。悪しき 業者が市場から退場し、業界を変えていきたい世代が安心して、社会からも評価される業界になれば、そんな日が早く来ることを望みます。

コラム
今年は、異常気象や、自然災害が多い年でもあります。 日本は、常に自然との中で、調和を目指してきた民族でもあります。時には困難な事もありますが、それと向き合って進歩もしました。困難に負けるな、がんばれニッポン!!

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