鉄相場
新緑が目に優しくもまぶしい季節がやってきました。気候も暖かくなり、一番過ごしやすい季節だと思います。こんな時くらい、家に閉じ籠らないで外に出てみませんか?
さて鉄相場ですが、例年通りの上げ下げがありましたが、ちょっとここにきていつもと違う動きが出てきています。と申しますのは、ゴールデンウィーク迄は、集中生産により原料であるスクラップも必要な為、価格は上がり、それが過ぎていくと、徐々に下げ相場になるのが 通例でしたが、今年は、関東鉄源の結果を見ても判る通り、今現在の電炉価格より高値で落札されました。トルコ向け価格も若干上がっている為、その影響もあるとは思いますが、世界的に粗鋼生産が好調な事がその要因ではないかと思われます。
この状況は今の所変わらないのでは?と思われ、今年は、前年より高値で推移するのでは?と思われます。ただスクラップ価格も、昨年の上げ相場でそれなりの価格帯迄上がってきていますので、昨年程の上げ幅は無いと思われます。仮に昨年同様の上げ幅で上がり続けると、ちょっと世界経済がおかしくなり始めているのでは?と警戒した方が良いかもしれません。何故なら、製鋼の原料とは言え、 スクラップはスクラップであり、決して製品価格とは横並びにはならないのですから・・・。
実は、リーマンショック前のスクラップ価格は異常でした。鉄スクラップ2㎏で缶ジュース 1本買える事っておかしいと思いませんか? 行き過ぎると、急激に現実に戻そうとする力が働くのでは?と思え、その後遺症は皆様ご存知の通りで、何事もホドホド、これが一番良い 状態ではないのでしょうか?実力に見合わないのによく見える様にする嘘はすぐばれる。
非鉄相場
こんなこと言ってはいけないとわかりつつも書きますが、正直トランプ大統領が就任して更に判らなくなったと言うのが本音です。それまでは判っていたの?との問いにもこんな雰囲気かな?位でしか分かりませんでした。
それが、トランプ大統領が何かを言う度に、 世界が振り回され、株価や為替にも影響が出ている状況です。最近の発言でアメリカを脅かす製品や材料には関税などの制裁を課す中に、 ロシアのアルミ大手ルサールも対象となりました。ルサールは、アルミの地金供給で世界的にも影響力があり、ここからの供給が滞るのでは?との予想からLMEのアルミ価格か上がりだし、その他の非鉄も、もろもろの影響により下げ相場が一転、急騰を始めてきています。
スクラップへの影響も出始めて、銅は上げの後様子見状態にあり、ステンレススクラップ・ アルミスクラップは上げ半ばという所ではないでしょうか?ちなみにお客様とのお話の中で、もし先が読めたら、六本木ヒルズのオフィスで秘書を持ちながら、先物商売しながら悠々自適に過ごしてますねと笑いなが言うのですが、それ位先が読めないと言うのが非鉄の世界だと思います。先物は、推測や憶測で価格が変動してしまいますが、鉄は実需で動くところが大きな違いかと思います。その為、鉄はリズム感が有り、ある程度季節要因の中で動いている為、相場を読みやすい状況にあります。そんな訳で、トランプ大統領の発言1つで、推測や憶測で価格が動いてしまう非鉄は、読めない、そんな訳です。だから非鉄の出すタイミングは、直感でここが高値と思った時が出し時だと思います。仮に出した後上がってもそれは悔しいですがそれはそれ。誰も読めないのですから・・・。ちなみに弊社は、先日売り切りました。(今現在まだ高値圏にあります。)
コラム
梅雨前の一番過ごしやすい時期に、家にいてはもったいないと思いつつ、ゴールデンウィーク2日間は家にいました。過ぎてみて、もったいないと後悔しています。
皆様も、是非外に出て自然の恵みを感じてください。