(初夏の韮崎・・・近年、夏が早まっている?)
アルミ急騰
アルミ価格の指標であるLME価格が急騰しています。

これは、LMEの価格推移のグラフですが、4/6を底に急騰しました。
4/6 1966ドル、4/19 2597.5ドルと2週間弱で32%も値上がりしています。今回の原因はアメリカにあります。ロシアに対する制裁強化にあります。アメリカの財務省は、大統領選介入など、有害活動への制裁対象者を新たに指定しました。その中に、ロシアのアルミ精錬メーカー「ルサール」のCEOが制裁対象者が含まれていた為、供給懸念が広がり、大幅な上昇となりました。LMEに於いても、顧客から制裁企業との取引に懸念が示され、承認適格銘柄から除外されるなど、ルサール品は、米欧市場から急速に撤退を余儀なくされています。ルサールは世界のある供給の6~7%を占めており、影響は大きいと思われますが、国内を見渡すと原料がタイトな状況にはありません。特に2次合金メーカーは、各メーカーとも潤沢な在庫を持ち、LME高騰に伴う先高期待がある中でも、様子見に徹しています。製品高の原料安の状況が続きそうです。
雑品規制強化
以前、雑品と呼ばれるスクラップが、新たな法規制により、取り扱いが難しくなるとお伝えしましたが、段々身近な問題として迫ってきました。
今回の法改正では、大きく3つのルールが変わります。
1、バーゼル法
2、廃棄物処理法
3、中国に於けるスクラップ輸入ライセンス
まず、雑品と言われるものですが、主には家電リサイクル法、小型家電リサイクル法によって指定されている機器類が、有害使用済機器として取り扱いが規制されました。それ以外にも、給湯器、配電盤、黒モーター、ビニール線(雑線)なども対象に含まれます。街道沿いなどの簡易なスクラップ業者は、大半が撤退になるのではないかと予測されています。
こういった物が、輸出出来ないとなると国内処理となりますが、一方で、その受け皿が懸念されています。小型家電の様な物は、シュレッダー処理が可能ですが、その際に発生するダストの受け入れ先が、問題となっています。ダスト処理の問題から、受入れを制限している所もある様です。また、機器の大きさや強度から破砕に向かない物もあります。かつては、ガスバーナーなどで解体処理を行っていましたが、輸出が中心となって久しい事から、この解体要員、又は技能が失われている業者も多いと思われます。電線などもナゲットマシンによる処理は可能ですが、前選別が必要な事もあり、また、製品となるナゲット銅の受け皿も少ない事から、スムーズに国内処理に移行出来るか注視していかなくてはなりません。今後、商品によっては、大幅な価格下落や、取引拒否などと言った事態も想定されます。
弊社でも極力対応出来る様に、技能の伝承や、ダストの処分場確保に努めて参りますが、皆様方に於かれましても、処理が可能なのか、その場合の価格など、事前のご確認をお願い出来ればと思っております。法などのルール改正の時期には、過去の経験が通用しないことがままありますので、ご注意頂ければと思います。
好決算でも追い風参考記録
最近、新聞紙上などでも、好決算の記事を良く目にします。
しかし、米、欧、ASEAN、中国、日本と世界中の景気がいい年でもありました。こんな事は、めったに無い事です。好決算でも追い風参考記録と気を引き締めるべき時かと。