新年明けましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。本年も 何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年は、金属全般の相場が上がり、直近では銅・アルミ系・ステンレス系は調整下げがありましたが、鉄・ステンレスなどはまだ上がり続けている状況にあります。何処まで上がるか怖くなってしまうのですが、業界的には、久々の上げ相場が長く続いているので、ほっとしているところではあります。 鉄相場を東京製鉄で見てみますと、昨年は2月から上がり始め、3月に入りいったん天井感が出てそこから下げ、約2か月後の5月から再度上げ相場となりました。その後9月末から下げ相場となったのですが、11月には再度上げに反転し、今現在まで続いています。
昨年の年初から見てみますと、¥8/kg程度の上げとなっていて、この先も上がると、¥10/kgもの上げとなり、ここ数年では無かった上げ幅になりそうです。さてこの上げ相場、日本がオリンピックを控えてその建築需要が出てきたおかげなのか?と申しますと、その影響のほうが軽微で、原因は、中国になります。以前から書いていますように、中国では地条鋼と呼ばれる、粗悪な製品が市場に安く出回っていました。それが、正規の製品市場を脅かし、値崩れを起こし、安い製品が世界へと出荷され、その他の国々の製品市況にも影響を与えていました。各国の要望も有り、又、地条鋼は環境への悪影響も大きい事から(中国の青空の見えない程のスモッグは有名です)この撤廃に向け中国政府主導で昨年地条鋼撲滅への動きとなり、これにより、粗悪な安値品が消えたことから、正規品の価格が上がりだし、輸出向け製品や半製品も上がりだしました。この事から、世界の製品市況も上がりだし、石炭・スクラップ価格も上がりだしました。これが一番の理由だと思われます。中国向け鉄鉱石の価格はまだ上がっていますので、スクラップもまだ上がると予想されています。
この様に、中国が、世界の鉄鋼生産量の半分程度を占めている為、今後も中国次第は変わらず続くものと思われます。例年と同じパターンで相場が動いているのはあまり変わらない事から、今年も2月前後で一旦調整が入るかもしれません。ただそれも先日行われた、関東鉄源の結果を見ますと、更に高値で落札された為、ひょっとするとそれも無く、まだ相場は上がり続けるかもしれません。ただその分、もしかすると、3月から4月にかけてのピークの時期がちょっとだけ前倒しになるかもしれませんが、今の世界的な流れで見てみますと、勢いがついていますので、それ程下がらないと思われます。
また、国内で見てみますと、オリンピック関連の建設なども動き出していて、メーカーの生産量もある程度維持される事や、市中のスクラップの発生も、思った程は増えていない事などから、価格はある程度高値で維持されるのでは?と思われます。下がったとしても、今迄の上げ分を下げるかと言いますと、既にその他の原料が上がっている為、半値程度で収まるのでは?と思われます。中国の地条鋼が廃止された事により、製品価格が適正化に向かっている事が、全体的に良い方向に向かっている気がします。
雑品
鉄スクラップと共に持ち込まれる雑品と言われる金属屑ですが、これは、鉄に銅やその他非鉄が付随している物の総称で、主に中国に輸出され、鉄より、付随している銅などの非鉄類の回収に主眼を置いています。この雑品と言われる解体物は、人件費が高く、近年の日本では採算の合わない厄介物であり、中国が買ってくれていたのは大変助かっていたのですが、今後これらの商材が輸出しにくくなる状況が生まれています。
理由として、中国の輸入禁止項目に挙げられた事や、日本もバーゼル条約により輸出できない方向に法改正が行われる事が決まっています。今後これら商品は、逆有償になる可能性も出てきていて、場合によっては、人の問題も有り、受け取らない可能性も否定できません。まだ中国も今年からと言うことや、日本も猶予期間があるので、今後の動向が気になる処ではあります。今後数か月間の動きで方向性が決まると思われます。
コラム
インフルエンザが流行しています。A型・B型共に流行っている為、治ったとしても、又再度別の型に罹ってしまう事もあるので注意が必要です。昔から言われている、こまめな手洗いとうがいだけでも予防になるのでお勧めです。