リサイクル通信

2016年9月157号】

鉄スクラップ / 中国

今年は台風の当たり年で、日本各地に被害をもたらしています。これからもまだ台風の発生する時期の為、これ以上の被害が出ない事を望むばかりです。

上の写真は、台風9号の時のもので、弊社工場裏手にある不老川の氾濫した時のものです。幸いにも、弊社の 工場には水は入ってこなかったのですが、工場周辺の 道路は冠水した為、一時通行不能状態に陥り、出る事も入る事もできない陸の孤島の様な状態になってしまいました。これ又幸いにも、夕方には水も引き帰宅困難にならなくてホッとした1日ではありました。ちなみに、隣の清掃工場の人の話では、30年以上いてここまで川が氾濫したのは初めてとの事でした。

鉄スクラップ

今年の鉄スクラップ相場の動きは、例年同様、ゴールデンウィーク迄上げ相場となり、その後価格の下落となり、7月後半に入りようやく反発となりました。そのまま9月の連休前後まで上げ相場となるのが例年の動きだったのですが、韓国メーカーの提示価格が下がった事により、市況は湾岸地区を中心に早くも下げ相場の雰囲気がでてきました。北関東地区にある東京製鐵は9月に入っても価格を上げてきました。この上げで、湾岸との価格バランスがようやく取れてきただけで、このまま上げ相場に牽引できるかと申しますと、海外の下げ相場の雰囲気を見てみますと、難しいのでは?と思われます。

先日の関東鉄源の結果は、前回比ほぼ横這いでした。 ただ米屑価格やその他の国の価格が下がっている今の状況では、この先、弱含み横這いなのでは?と言えるのではないでしょうか?その後、例年通り年末に向け、緩やかな下げ相場になるのでは?と考えています。ただ例年と一つ違う状況があり、ひょっとすると?と言う状況があります。それは例年と比べて市中のスクラップの発生が悪いと言う事です。感覚的には、前年比20%前後の、取り扱い量の減少でしょうか。新聞記事や商社などの情報からもそれが見てとれます。基本的にスクラップの価格形成は、鉄鉱石価格やビレット(半製品)・製品価格によって決まっては行くのですが、需給バランスにおいても多少の上げ下げはあります。

韓国が一旦価格を上げ、その後下げたのは、韓国内のスクラップ在庫が減少し手当をしたかったのですが、先に手当していた米屑もあった事から、必要量のみを直近の日本屑で手当をした為です。その後、米屑の到着予定もある事や、日本屑の割高感が出てきた為、価格を下げてきました。逆に 東京製鐵はここに来て価格を上げてきたのですが、先に書いた様に、湾岸地区との価格と比べて安かった事や、 スクラップ発生量の減少から入荷量が伸びない為によるもので、必要量確保の為の上げとなっています。この先、国内も製品の秋需要の時期に入りますが、オリンピック景気は、さほど期待できず、生産量も横這い位と思われ、瞬間的には需給バランスによる上げはあるかもしれませんが、例年通りの下げで見ていた方が堅いかもしれません。

中国

中国でG20主要20カ国・地域首脳会議が開かれています。開催国の中国ではありますが、ここでも問題が発生しています。まずは議題に南沙諸島の問題を逸らす狙いからか、COPE21を批准すると表明しました。環境面では素晴らしい決断ではありますが、領土問題だけは当事国の話し合いのみで結論を出すと、国際社会のルールを無視してでも押し通そうとする強引さが目立ちます。 

これには日本も例外ではなく、尖閣諸島で揉めています。何故急にその様な行動を取るのか?答えは世界第2位と言う事が挙げられるのではないでしょうか?アメリカも世界の警察の名のもとに自分都合で戦争などを起こしてきた経緯があり、中国も自国利益の基に、南沙や尖閣を我が物にしたいというのがあるのではないでしょうか?そう考えますと、理屈は通らず、子供がだだを捏ねて挙句の果てに喧嘩をするのと同じ状態になのではないでしょうか?(子供の喧嘩とは違い、多大なる犠牲がついてくるのですが・・・)

それをさせない為の国連機能なのですが、困った事に、第2次世界大戦戦勝国のみが常任理事国で、その常任理事国が率先し戦争をしていると言う結果にいささか疑問符が付きます。(平和の為という大義名分?ではありますが・・・・)話は戻り、この中国の言い分を世界が認めてしまうと(黙ってしまうと)世界は無法地帯となり、力のあるものが 支配する、原始的な時代へと逆戻りをしてしまいます。人は動物と同じと個人的には考えていますが、唯一違う所は、知恵と理性を持っている所だと、そしてそれが何よりほかの生物より抜きん出ている所だと思っています。だからこそ、争わず、理性的に話し合いを行い、  妥協があるにせよ、納得感のある解決策を見つけてこそ中国が真の先進国入りできる条件が整ったと言えるのではないでしょうか?        

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