(上高地:明神池)
昨年の冬は、この所沢の三ヶ島の地も二度の記録的な大雪に見舞われましたが、今年は、ほとんど雪らしい雪も降らずに春を迎えられました。梅が、真っ盛りに咲き誇り、甘い香りを漂わせています。
日本経済も春?
このところの経済諸指標は、なにやら春めいてきた感があります。東証の日経平均株価が十数年ぶりに19,000 円の大台に乗ったとか・・・・。自動車業界・電気業界・金融業界が相次ぎ昨年以上のべースアップを発表し、実質賃金の上昇が購買力を高め、「成長循環へ」との思惑からか、海外の投資マネーが日本株に流れ込んできたとの見立てです。また、2015 年度の東証1部企業の予想収益をもとにした株価収益率は15 倍未満、他方、ドイツや米国の株価収益率は16 倍以上・18 倍以上との調査結果もあり、確かに日本株には割安感もあり、海外マネーには魅力的に見えるかもしれません。
米国の金利引き上げと欧州・日本の金融緩和と言った、世界経済の構図のなかで、円高で鍛えられた日本企業の収益力は買いと判断したのでしょう。円安の長期化を視野に一部生産拠点を国内に移す動きもあります。恒常的な貿易収支が黒字になるには程遠いですが、やっと円安による輸出数量も増え始めたようです。また、3月12 日発表の法人企業景気予測調査では、2014 年度に稼いだ利益配分で「設備投資」との回答が60.3%と7年ぶりにトップで、成長の基盤である固定資本形成の増加にも明るさが見え始めた気もします。しかし、業界によっては、また、大企業と中小・零細企業とでは、大分温度差があります。
我々のスクラップ業会は、経済活動と密接に関係しているはずですが、国内の物の動きは悪く、世間の雰囲気とはかなり違います。アジア圏では、資源関連は需給バランスが完全に崩れ、供給過剰の状態です。中国の過剰生産設備から吐き出される素材製品は、中国経済の減速と合間ってアジア地域に吐き出され、価格の暴落を招いている状態です。日・米が危機感を募らせている話題のアジアインフラ投資銀行も、途上国のインフラ構築支援を通じての中国の覇権拡大の意図だけでなく、もう一方でこの素材製品の売り込み先確保の、開発輸出的意味合いもあると感じています。話はちょっと逸れましたが資源関連は、何がしかのグローバルな視点での需要拡大の展望が見えない状況では、供給サイドの調整なくしては明るさが見えてこないかも知れません。
この島国を救う人種とは
先日、NHKの幕末を明治維新へと導いた人達のドラマ、「花燃ゆ」を見ていて、人間のタイプ(行動特性)について考えさせられました。自分の仕事人生で出会った様々な人達のタイプを頭の中で描きながら、(畏れ多くも)大胆に分類してみると・・・、外部環境から情報を受けた場合の反応には大きく分けて4種類のバターンがあるように思えました。
まず、第一のパターンは所謂、無反応というもので、殆ど、脳裏を通過して行ってしまうパターン。第二のパターンは、脳裏で受け止めるが何も咀嚼しないでそのまま受け流すパターン(トーンは「あっそー」)。第三のパターンは脳裏で受け止め咀嚼しその情報を理解・納得するまでで満足し終わってしまうパターン(トーンは「なるほど・なるほど~」で終わり」)。第四のパターンは脳裏で受け止め咀嚼理解し、自分の内部情報と化学反応を起こさせ、外部環境へ働きかけていくことで満足するパターン(トーンは「なるほど・面白い・ならやってみよ!)。第一から第三のパターンは、対組織・社会環境と言う意味では、外部に対して何も働きかけをしないので、組織や社会に迷惑をかけません。
人種的には第二のパターン・第三のパターンが圧倒的に多いのではないかと思われます。そして彼等は組織・社会のなかでは安穏に生きていくことはできますが、組織・社会の盛衰ともに「ある」ことになります。第四のパターンは、組織・社会にとって迷惑で、混乱をまき散らすかもしれませんが、良くも・悪くも、周りの人々の問題意識を覚醒させ、組織や社会に変革を引き起こす役割を果たします。組織でも、国家でも、文明でも、成熟段階になると、第二・三のパターンの人種が増殖する為、第四のパターンの人種の出現が期待されるのでしょう。さて、人口減と高齢化が急速に進む日本は第四のパターンの人種を多数出現させることが可能か?・・・因みに、私は第二のパターンの人種ですので、何ら国の役にはたちそうにありません。