リサイクル通信

2014年12月136号】

ベトナム・インドネシア訪問

10月の終わり頃と、少々前の話になりますが、埼玉県の上田知事に同行するミッションにお声掛け頂き、ベトナムに行って来ました。昨年に引き続き2度目の参加となります。

 埼玉県では、県内企業の海外進出を応援しており、ベトナム、タイなどと経済連携協定を結んでおります。県が国と?と思われるかもしれませんが、埼玉県のGDPは、約20兆円であり、ベトナムの18兆円を上回る規模です。今回も知事のカウンターパートナーは、政府中枢の方々であり、大臣クラスの方とも会談を行っております。

さて、ベトナムでの政府の方々との会談などをお聞きしている中で、少々潮目が変わったと感じる事がありました。今、ベトナム政府が望んでいるのは、大手企業の進出ではなく、中小企業に来て欲しいと考えている所です。確かに、大手企業は、千人単位の雇用を生みますが、基本的にはアッセンブリがメインとなっています。しかし、実際に技術が蓄積しているのは部品を作る部分であり、組み立ての部分ではありません。国が豊かになっていく為には、正にこの技術が必要なのです。そして、その技術を持っているのは、部品を作り、メーカーに供給している中小企業だと彼らも気が付いています。

既に、ベトナム政府内には、埼玉デスクがあり、埼玉県の企業が進出する際の相談窓口となっております。一方で問題点が多いのも事実です。共産主義の国であり、法自体が未整備な部分も多く、裁量による部分も多い。アンダーテーブルなど横行している様です。ベトナム戦争の影響もあり、中間層が薄い人口構成も良い面、悪い面などあります。国全体の平均年齢が27歳と非常に若い反面、この世代を指導していく、30代、40代が希薄であり、判断が出来ないなどと言った事も有るようです。日本大使館を訪問した際に、特命全権大使が、この国は問題も多い、でも出てきて欲しい。そう思わせる所がこの国にはある、と総括されていたのが、印象的でした。

埼玉県の訪問団は、ベトナムでのスケジュールを終え、タイに向かったのですが、私はここで離団し、お客様を訪問してきました。日系のサッシメーカーさんですが、既に、工場は出来上がっており、漸く稼動を始めたといった所だと思います。日本、タイなどから、応援スタッフも入っておりますが、やはり立ち上げ時は、それでもスタッフが足らない様です。来年の春頃には、弊社でも納品出来るのではないかと思っております。先方は、早く欲しい様ですが、日本国内にも、もちろん先方の工場があり当社の商品をお使い頂いていますので、調整しながらになると思われます。こうした状況を見るにつけ、お客様の海外展開のスピード、規模、円安の進行など、海外への輸出チャンネル、或いは拠点を設け、フレキシブルに対応しなくてはならない時代が、思ったより早く来るのでは、と思っております。

さて、ベトナムでの訪問を終え、単身インドネシアに向かいました。ジャカルタは、数年前にも訪問した事があるのですが、近代都市に、渋滞と言ったイメージ通りの都市です。今回は、現地の同業者を見て回ったのですが、まだまだ物量も少なく、また設備なども無く、ローテクな処理が行われていました。また、現地駐在員によると治安も悪く、マニラに次いで悪いのではないかと言っておりました。確かに、空港で一般エリアに入るとこちらをじっと見る視線は多いし、声を掛けてくる人も多い。空港でこれですから、街中の治安は、良いわけがありません。歩道橋などで強盗に挟み撃ちにされるなど日常茶飯事の様です

現地の新聞でも、一面トップの記事は、路線バスでの治安が悪いが、有効な対策が見いだせないと言った内容でした。ジャカルタは、都市として近代的なビル群を有しておりますが、地方の島々からの出稼ぎの流入もあり、治安の確保が難しい様です。ベトナムも決して治安が良いとは、言えませんが、ジャカルタに比べると格段に安全だと感じました。それでも、日本人駐在員は多く、1万人程度は居るとの事でした。ASEANでは、バンコクに次いで多いかと思います。やはり、人口も多く、マーケットとして高い可能性を秘めていると考えている企業が如何に多いかの表れかと思います。

今年も、既に師走となりました。この一年、皆様には、大変お世話になりました。ありがとうございました。来年も社員一同、少しでも皆様のお役に立てます様、鋭意努力して参ります。来年も引き続き御愛顧頂きます様、お願い申し上げます。

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