リサイクル通信

2014年4月128号】

アルミ価格下落 / 大雪の影響未だに / 低成長時代に業績を伸ばす社長の条件

アルミ価格下落

アルミの価格は、LMEによって決まるというお話は、以前掲載させて頂きました。
現在、LME は現在非常に安いレンジにあります。一方で、プレミアムは、4月からさらに上昇しております。アルミの新塊価格は、LME CASH(現物)価格に移送費などを加味したプレミアムを加算して決められます。地区によってそれぞれ違います。日本の場合は、ジャパンプレミアムとなり、アメリカは、アメリカプレミアムとなります。4月からのジャパンプレミアムは、365 ドル程度で決まった様です。LME CASH が1700 ドル程度ですから、2割以上のプレミアムと言う事になります。日本の需要家さんは、2065 ドルで新塊を買っている事になります。


昨年を振り返ってみますと、1月のLME CASH は、2038ドル、プレミアムは、245 ドルでした。つまり、2283ドルとなります。そして、先月は、LME CASH 1703 ドル、プレミアム255 ドルで、1958 ドル。その差325 ドル。大幅に下がった事になります。ここまで下がると、メーカーは、採算割れとなりますが、LME は、市場ですのでコントロールは出来ません。そこで交渉で決めるプレミアムを大幅に上昇させてきたのです。一般的に、メーカーの採算価格は、2000 ドルと言われていますので、これを割るレンジになってくるとプレミアムで調整してくるのです。

一方で、LME 倉庫を利用した、投機も行われており、現物はタイトな状況が続いています。一方で、スクラップ価格はと言いますと、逆に上昇していた、商品もあります。ADC12 向けのスクラップなどは、その典型だと思われます。消費税の駆け込み需要などもあり、自動車生産は、好調でした。そしてADC12 は、エンジンなどで使用される為、大量に消費さていました。また、為替が90 円台であり、輸入のインゴットが入りにくかった事も、国内需要に貢献致しました。ADC12 は、基本的には、スクラップをメインに生産されますので、スクラップの需要も旺盛でした。直近では、ややLME が上がっていますが、自動車生産も落ち着いており、合金メーカーでは、概ね15%程度の減産となっております。その為、需給は緩んでおり、価格は下落する傾向にあります。大きく下がる事は無いと思いますが、上がる事は、考えにくい状況となっております。

大雪の影響未だに

2月の大雪には、久しぶりに驚かされました。カーポートの倒壊なども大量に発生しており、工務店さんなども、撤去も施行も間に合わない状況が続いております。被害は、メーカーでも起こりました。北関東にあるアルミメーカーでも工場建物の倒壊が起こり、生産がストップしていました。鉄筋を生産しているメーカーでも屋根が変形し、クレーンが使えなくなり、生産を止めています。復旧は6月とも言われております。大手ゼネコンでも人手が不足していて修理が出来ない様です。このメーカーで、関東地区ののスクラップ消費の1割程度であり、需給は緩んだままとなっております。主要な輸出先である、韓国も不調であり、船の滞船も起きています。年度末でもあり3月はそれなりの発生量だったのですが、納品先が狭い状況が続いています。1日も早い改善が望まれます。

低成長時代に業績を伸ばす社長の条件

地元の所沢でもご活躍の税理士の先生が、こんなタイトルの本を出版されました。日頃から顧問先などを集め、セミナーなども積極的に開催している方で、非常に勉強熱心な先生です。2月に本を出版されたとの事で、早速取り寄せて読ませて頂きました。非常に分かりやすい文体で書かれており、また経営する上で需要なキーワードを系統立ててまとめてあります。

社長の仕事は「仕事を創造すること」その通りだと思います。仕組み、商品を考えだし、実践する事で利益を出し、社員に還元していく。トップの仕事は、正にこの一点です。しかし、新たな事業もやがては衰退していきます。ですから、常に新しい事にトライしていかなくてはなりません。

もちろん全てがうまく行く訳ではありません。それでも、如何なる状況でも、トライを続ける事が何よりも大切であると改めて感じました。時には、現場に出る事も必要ですが、それはネタを探す為であったり、改善の余地を探す為です。本来の仕事ではありませんから、体を動かして仕事をしている気になっては、本末転倒です。改めて、トップの仕事とは何かを考えるきっかけでもあり、背中を押してくれる一冊だと思います。また、経営層の方も是非ご一読頂ければと思います。会社という組織を運営して行くためのヒントが満載ですし、経営側に居る自分を改めて見直す機会にもなると思います。


一覧に戻る

お問い合わせ

お困りごとや気になることがありましたら、
お気軽にご連絡くださいませ。
無理な売り込みをすることはありませんので、安心してお問い合わせください。

電話のアイコン04-2947-8870

8:30〜17:30
(日祝、第2・4土曜、夏期休暇、年末年始除く)

トップに戻る