節が夏から秋に変わるこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年の日本は、3 月11 日の大震災、福島の原発の放射能問題、そしてつい先日の台風12 号による被害や、円高などの様々な問題が今年に集中しているようで、日本人の強さが試されている様な気がします。まだ本当に試される前の序章で無ければよいのですが・・・。
金属相場ですが、はっきり言って先が読めない状況です。と言いますのは、リーマンショック以降の欧州は、ギリシャを筆頭に財政問題が根強く残り、それにプラスして、アメリカのS&Pがアメリカ国債の格下げを発表し、アメリカ経済の先行きに不安が出た事から、一時世界同時株安となりなりました。若干落ち着きを取り戻しつつはありますが、先進国には常に経済の先行きに懸念材料が付きまとう状況にあります。
又、リビア等独裁国家では、ジャスミン革命と言われる民主化運動が起きていて、経済活動も麻痺している状態です。中国を筆頭とする新興国は、まさに高度成長期を謳歌してはいますが、インフレ状況にあります。それが民衆の不満につながり始めているとの状況をどう打破するかに悩まされていると思われ、行き着くところ、世界中が様々な問題に直面している状況が見て取れます。そこで先の相場が読めなくなったにつながるのですが・・・。
そうは言っても仕方はないので、あくまでも個人的な読みで申しますので、外れてもご容赦の程宜しく御願い致します。鉄相場は、今月後半にシルバーウィークがあります。国内では、ここで生産量を上げる為、原料であるスクラップの購入量が増えます。震災以降、スクラップの発生量は、関東で見ますとかなり落ちています。
本来は、輸出が多くないと、関東では荷余感が強く、相場は弱めになるのですが、今回は輸出量が減ってきているにもかかわらず、荷余感がありません。それ程スクラップの発生量が落ちている事を示しています。その為シルバーウィークでの生産を行なう為に、原料確保から、東京製鐵が価格を上げての対応に乗り出しました。その他の電炉も対抗的に原料確保の為、価格の追随上げを行なっています。東京製鐵が上げをやめるまでは、この状況は続き、この文章を書いている9月10日時点以降で1~2回ほどの上げがあるのでは?と予想しています。
その後上り続けるのかは国内的要素ではなく、最初の方で記載した世界的な動きに左右される事になると思われます。と言う事で、目先は強く、10月以降は下げの可能生を秘めた強含み横這いでは?と思われます。金の相場が歴史的高値水準を更新しています。金はリスク資産とも言われ、世界の経済情勢が不安定になると逃避的に買われる事となります。高値が更新されている、価格帯が高い状態にあるという事は、世界情勢が不安定である事に違いありません。今度リーマンショックのような事が起きると、新興国でも支えきれないのではとの不安もよぎります。自国の保身だけでなく、世界のバランスを見ないと世界のリーダーにはなれませんよ、オバマさん。