今年も早いものでついこの間お正月を迎えたと思っ たらすでに2月の半ばになろうとしています。年のせい なのか、はたまた別の問題なのかはわかりませんが、 時間の流れが10年前と比べて早くなっているのは気 のせいではない、と感じる今日この頃です。
さて、先日仙台にあります管理型最終処分場の視察 に行ってきました。場内はきちんと管理されており、特 段問題なしと確認ができました。話の中でやはり処分 場に持ち込まれる量は減っているそうです。そうなる と、最終処分場の寿命が延びることになり、今後、処分 場建設が難しいことから排出事業者にとっては喜ばし いことではありますが、処分場側から見ればあまり好ま しい事ではないという側面もあります。今後も当社は排 出事業者、中間処理業者として、処分場の確認は定 期的に行ってまいります。
仙台にて中国を考えるセミナーに参加
処分場を確認の後、仙台市内に戻り、仙台プラザホ テルにて開催されました東北六県再生資源組合連合 会の研修委員会主催「―徹底検証―再生資源業界は 中国をあてにできるのか」というタイトルのセミナーに参 加してきました。講師には東洋学園大学・朱 建榮氏、 ㈱アジア通信社代表取締役・徐 静波氏、伊藤忠商事 ㈱中国研究所所長・古谷 明氏の3名でした。
最初に朱先生のお話で、中国の現在の体制は2012 年までは続く。現在は「第三の革命」時期に入ってお り、中間層(年収400~600 万円程度又は中流階級と 中流意識の持つ人)が現在5億人ほどになっており、こ れが大量消費社会を形成しはじめている。何か昔の日 本でも一億総中流というのがありました。
ちょうど日本 で言うところの1970~80 年ぐらいでしょうか。2000 年ま での内外格差は発展をする(集中的な資源の投資)た めにはやむをえない状況だったとの事。2000~2020 年は内陸部に傾斜してさらにGDPを4倍にする。現在 の中国では年間5000km程の高速道路が作られてお り、都市の発展率は1 位から10 位までのうち9 都市が 内陸部となっていることから急速にインフラ等の整備も 進んでいると考えられます。そして2050 年までには先 進国を全面的に追い上げる。これが今現在の中国の シナリオだそうです。ただ急速な発展は問題も多いと の話でした。水などの資源の不足、環境汚染、国際社 会の圧力等です。環境汚染についてはわが国も大き な顔でどうこう言えたものではありません。過去には大 きな公害問題となった件があることを忘れてはいけな いでしょう。
次は㈱アジア通信社の徐代表取締役のお話です。 こちらではこんなお話を聞けました。現在の上海では 結婚の条件に男性は持ち家だそうです。上海のマンシ ョン成約平均価格(‘09 第三四半期)は203 万8000 元 (約2800 万円)だというのですからこれをローンで無く 買うのは簡単ではありません。それで親から祖父にま でお願いして購入し、お嫁さんをむかえるのだとか。賃 貸やアパートだと生活力がないとみなされるのでしょう か。一人子政策により男女比が不均等になっている為 だと考えられます。
また日本に観光に来る(ビザの発行)条件も年収制 限があります。日本に旅行に来て特にお土産で売れる のは銀座三越の資生堂売り場だそうで、なぜ資生堂 か?コーセーもカネボウもあるのに、答えは意外と単純 で漢字だからだそうです。カタカナより漢字でわかりや すいところが人気の秘密だそうです。ここまでは非常に 活気ある中国、魅力がある中国ということで、今すぐに でも行って商売の足がかりを作ろうと思わせるお話ば かりでした。
最後は伊藤忠商事、古谷所長のお話。 中国はお隣にあり、アメリカと同じ魅力的な市場に成 長している。しかし、政府の政策の下に経済がぶら下 がっているのが現状であり、つまり政策次第で景気の 上がり下がりが出る可能性がある。国内の需給のバラ ンスも自動車で見れば供給過多になっている。世界同 時不況の時に金融政策でGDPが8.7%伸びたが、そ の内の8%は不動産や株による投資の伸びであり、消 費が伸びていない。消費が伸びてこそ経済の成長と捉 えることが出来る。市場として魅力的だが、同時にリス クも潜んでいる。そこを理解した上で、商売をするのが 大切でしょうとのことでした。
中国は魅力的でありながら、まだまだ謎が多き国であ ると感じております。