リサイクル通信

2015年4月140号】

ジャパンプレミアム下落 / スマホの効用

ジャパンプレミアム下落

4月からアルミ新塊に対するジャパンプレミアムが10%程度下がりました。主な要因として、生産過剰、原油安、在庫過多などが上げられています。現在、LMEでの価格が1800ドル弱のレンジにあり、3月までの425ドルで考えると23%にもなります。割増率としては、少々高すぎるとの指摘もなされてきましたが、漸く是正の方向に向かう様です。さて、要因の一つである過剰生産ですが、原因は中国です。国内での消費を上回る生産を続けており、さらに増産する様です。世界の生産と需要の半分程度が中国であり、中国国内の需給は、2016年以降に均衡に向かうと予測されております。そして、それ以外の国の需給は、比較的均衡していると言われております。

また、近年の原油価格の下落は、精錬コストの低下をもたらしており、プレミアム下落の要因となっております。在庫レベルも、中国を除いた世界では、やや均衡している様ですが、日本に限ってみれば、商社、メーカーなどの保有する港湾在庫は、過剰ぎみです。一方で、アルミの国内総需要は、08年と同レンジまで回復しています。もっとも輸出向けが伸びている為であり、国内消費でみれば、消費税の影響などを受け、建築向けで前年を下回るなどといった状況も見られます。

LME自体の価格レンジは、現在の水準を維持しながら、プレミアムが四半期の改定の度に下がっていくのではないか、との予測がされております。夏の改定時期では、300ドルを下回るという予測もあり、今年1年は、緩やかな下落が続く年になりそうです。

スマホの効用

スマートフォンは、非常に便利な機械です。もっとも電話としては、あまり褒められたものではありません。密かなガラケー人気がそれを物語っています。もちろん、技術の進歩に追随出来ない訳ではなく、やはり電話としては、使いにくいからだと思います。

さて、使い方によって、非常には便利なスマホですが、同時に払っている代償も大きいのでは、と最近考えています。最近、電車に乗る機会が増えたのですが、車内を見渡すと、8割の人がスマホを見つめています。中には、激しくゲームをしている人すら居ます。もちろん、「いい年した大人」ですが。まあ、とは言え人様に迷惑を掛けている訳ではありませんし、個人の自由と言えば、その通りです。問題は、スマホを使う事で、どういった代償を払っているのだろうか、と言うことです。

最近、電車で本を読んでいる人を本当に見なくなりました。読書によって得られる新たな世界観、或いは、文脈を読む力、理解力、そして時には忍耐力。文書の作成力も違ってきます。活字を読む事によって得られる最大のメリットは、自分自身の思考のスピードで活字を拾っていける、つまり自分の理解出来るスピードで情報の入手が出来るという事です。

スマホは、インターネットに繋ぐ事によって、解がすぐに得られます。つまり、スタートとゴールが同時にある様なもので、プロセスが無い。つまり知識に幅が出て来ないという事になるのではないでしょうか。

そして、SNSといった他人との繋がり方。ツールとしては、非常に便利ですが、時には相手の感情が見えないだけに誤解を生んだり、悩んだり。直接話していれば何のことは無い事で、事件が起きたりしています。直接、人と接して話すよりも、LINEで話す方が、多いというのは、如何でしょうか?

と、3つ程問題では?と思っている事を並べてみましたが、もし、子供に持たせたら、どれだけの弊害が出ることかと思います。何しろ、電車で携帯をいじっているのは、「いい年した大人」ばかりですから。自身をコントロールするスキルの未熟な子供では、尚更でしょう。最近のアンケートでは、高校生の「平均」利用時間は、1日7時間との結果も出ています。

もし、スマホを持っていなければ、他の事にその時間が使える事になります。返信が遅い事がトラブルになる事もあり、常に手元に置いての生活を強いられる事になります。頭の柔らかい学生時代を如何に無駄にしている事でしょうか。これは、100%親の責任です。皆と同じじゃないと、といった安易な考えがどれ程子供の人格形成、成長に悪影響を与えているのでしょうか。

グローバル化する社会に於いて、日本人としてのアイデンティティや、知性(知識に基づく)を育成していかなくては相手にすらしてもらえないでしょう。

今すぐ、お子さんから取り上げる事をお勧めします。

もっとも、私もiPhoneが手放せませんが。

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