先月の後半、マレーシアとタイに訪問してきました。埼玉県商工会議所青年部連合会の事業として、タイでの工場見学を含め視察を行いました。マレーシアを訪問するのは、今回で4 回目ですが、やはり、ASEAN のトップランナーである事に変わりは無いようです。首都であるクアラルンプールは、緑の多い近代的な都市であり、途上国の面影はありません。現在も、高級なオフィスビルや、マンションが盛んに建設されており、都市の勢いを感じます。マレーシアの人々は、通常4ヶ国語を話す事が出来ます。マレー語、中国語、インド語、英語です。全ての読み書きが出来る訳では無いとの事でしたが、日常会話は、問題ないレベルという事でした。
それだけ、多くの人種が居るという事なのですが、これがビジネスに於いて大きな強みとなっております。言語の基本目的と言えばコミュニケーションを取るという事ですが、会話が出来ると言う事は、それだけで主目的が達成されていると言う事になります。その上で、文字という表現ツールを使えれば、伝達の幅が広がるという事になるのです。
現在、世界で最も使われている言語は、2005年の統計で、1番が中国語で約10億人、次いで英語で5億人だそうです。実際には、英語は世界公用語ですから、副言語として使っている人数ははるかに多い筈です。その他に広東語が6億人居ますから、多分世界の半分近い人と話が出来るという事になります。これだけでも大きな違いだと思います。我々日本人には、羨ましい限りですが、残念ながら、日本語は、1億人ですから世界ではローカル言語と言う事になります。教育が悪いと言うのは簡単ですが、実は、物怖じせず、どんどん海外に出て、見聞を広げ、チャンスがあれば飛び込んで行く、そんな気概が何よりも欠けていのではないでしょうか?さて、次に訪問したのが、タイです。今回は水害の影響もあり、バンコク市内には入らなかったのですが、結果的には、市内も影響も無く、また視察先の工場も無事でした。
今回の視察先は、オオタテクノパークという、ミニ工業団地ですが、ここは、タイで最大級の工業団地アマタナコン工業団地内にあり、工業団地のデベロッパーであるアマタ社と大田区が協同で運営しているミニ工業団地です。共益部分として、会議室などが設けてあり日本人スタッフや、日本語が出来る現地スタッフが常駐しており、入居企業のサポートを行っております。海外に初めて進出する中小企業にとって、大変ありがたいシステムです。その分、共益費が高くなっておりますが、数年ここで勉強して、独立した工場への移転を主目的としております。つまり、教習所の様なシステムと言えるでしょう。現在では、大田区以外からの入居も受けており、満室になっているそうです。
次に訪問したのが、三峰さんというアルミダイキャストメーカーです。ここは、埼玉県の推薦で訪問させて頂きました。タイ工場は、日本人5人、現地社員620人の大所帯です。現在は、水害を受けたバンコク北部からの生産依頼などもあり、特に忙しいとの事でした。タイ人のワーカーにも丁寧に接しており、離職率0.5%と海外では、驚異的な数字で運営されております。
今回、タイでは数社訪問したのですが、日本の報道の偏りについて多くの方が疑問を呈していました。洪水の被害は確かにあるが、バンコク北部の一部であり、増水している時は、報道するが引き始めると報道しなくなるので、日本では今でも洪水が続いている様な印象を与えている。確実に投資先、進出先としての魅力が毀損されたと言うものでした。
確かに、日本の報道は偏っていると思いますし、非難こそ積極的にすれ、褒める事はほとんどありません。被害のある部分だけ報道する為に、全体感が把握し難くなっております。視聴者受けする部分だけ切り取って報道していると言う意味では、フィクションといってもいいかもしれません。
一方で、インターネット上には、現地のリアルな情報も沢山あります。これからは、様々な情報を自ら集め、一体何が真実なのか、本当はどういう状況なのか、自ら検証する力がより求められていくのだと思います。
リサイクル通信100号
毎月発行しているリサイクル通信も、本号にて100
号を迎える事が出来ました。これも一重に皆様のお陰
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きます様御願い申し上げます。有難う御座いました。