リサイクル通信

2006年6月 【35号】

環境展を見学して / 鉄とはなんでしょう? / 梅雨突入

先日、東京ビッグサイトで開催されました環境 展を見学してきました。これは毎年開催され、参加 企業、大学、自治体、海外からも多数の企業が参加 して盛大に開催されました。

ここ数年は東6ホール すべてを使用しての開催になっています。うたい文 句は「過去最大の・・・」ですから環境関連が賑わ いを見せていることの現われでしょう。

さすがに毎年行っていますと、あそこは今年もか わらずだな、と思うブースもあったりします(毎年 出られることのほうがすごいことかもしれませ ん)。当社のお客様も出展されていましたのでご挨 拶をしてまいりました。

今回のおやっと思ったのが工場や敷地内の冷却 としてミストを使用した商品が何品かでていた事 です。水をミスト(霧)状にして噴霧するという方 式です。ノズルの多少の違いはありましたが基本的 な方式はほとんど同じものでした。今年閉幕した 「愛・地球博」でも使用されていたとの謳い文句も でておりました。

ミストが蒸発するときに熱を奪う ので、冷却効果が期待できるものです。これは閉鎖 空間でなくても効果があるということで、東京都も これについては助成金を出すことを都のHPで公表しております。これからの暑い夏に向けて都内の 街角や公園などで見かけることがあるかもしれま せん。

消臭効果もあるそうですから清掃工場などで 使用するとその効果の証明もできて一石二鳥とい い事ずくめになりそうな装置です。 デメリットは今のところ確認できておりません。今 後勉強しておきます。

鉄とはなんでしょう?

鉄とは化学の元素記号でいえば26 番Fe、地球 上でアルミニウムの次に多いという金属元素です。

それでは鉄と一般に呼ばれるものはどのように作 られるか見てみましょう。 鉄の原料といえば鉄鉱石。といっても鉄を含む鉱 石は700種類弱もあり、製鉄で使われるのは磁鉄 鉱・赤鉄鉱・褐鉄鉱・菱鉄鉱など酸化鉄が主なもの になります。

鉄鉱石以外にはコークス・石灰石も必要になりま す。上記のものを使用して鉄を作るのは高炉という 高く太い煙突のような物(これを炉と呼ぶ)を持つ ところになります。ここに最初に煙突(炉)の上か らコークスを入れ、山を作りそこに順番に、鉄鉱石、 コークスと積み重ねていきます。

そこへ下から熱風 (1300℃~1400℃)と酸素を吹き込むとコークスが 一酸化炭素と水素を発生させ、高温のガスとなり炉 の上へと鉄鉱石を溶かしながら上ってゆく。その際 に鉄(酸化鉄)と結合していた酸素を消費するので す。

さらにコークスの炭素分により還元され銑鉄 (炭素含有が多い)になります。この後に転炉とい われる炉にて炭素を取り、その他の不純物を取り除 き鋼(炭素量が1.7%未満)になります。

つまり固 さと粘りは炭素の量により変化するのです。 このように作られたものは炭素鋼と呼ばれ、私たち の生活の中でもほとんどがこれにより作られてい ます。

最近では自動車などにも使われ始めてきた高張 力鋼(強度と粘りが強い)などのように、鉄にケイ 素、マンガン、クロムなどを混ぜた合金鉄が誕生し ています。実はこれを線にしたものがピアノ線と呼 ばれるもので、シャーペンの芯3本分の太さで300 kgのものを吊れるほどの強度があります。

これが 最近のタイヤの補強に使われるようになりパンク が減ったという話につながったりします。

鉄鋼という名の由来は? 英語の iron and steel が語源とされていますが、日本では安来 鉄鋼合資会社が自社製品にこの名前をつけたのが始まりとされ ています。 鋼の語源は刃物に使われた鉄(刃金(はがね))となります。

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