リサイクル通信

2006年1月 【30号】

新年明けましておめでとうございます。昨年に引き続き本年もよろしく御願い致します。

今年の鉄スクラップ予想

る形となりました。 昨年の中国は、過剰な生産により、製品の輸入国から輸出国へと大きく変わりました。 中国内の経済成長を背景に資本主義化したメーカーが乱立し始め、経済性を無視した電気需要、そして環境汚染まで引き起こしています。

また粗鋼生産が急激に伸びた為、製品の過剰が特にアジアマーケットに大きな影響を与え、日本国内におきましても高炉が在庫調整に動くまでの脅威となってきました。 日本の高炉各社は、高級鋼板等他国にできない日本の技術力で生き残りをかけています。

電炉はといいますと、一見丸棒等は、中国でもできる同じ物を作っているようですが、同じ物に見えても日本の技術力の方が高く、国内向けのものに関しては長さ等、ゼネコンのオーダーに迅速に対応できるのも大きなアドバンテージとなっています。

ただ韓国等に関しては、品質的にもほぼ同等のものができるようで、長さのオーダーやデリバリーの対応ができれば日本の電炉にとって大きな脅威となるでしょう。(デリバリーに関してはちょっと微妙ですが)

話はそれましたが、中国は今もって不安定な要素が多く、政府が年間4億tの粗鋼生産で安定させると国策が発表しましたが、これが現実味を帯びてもアジア地区の製品の過剰感は払拭できないでしょう。

さてスクラップ予想の本題に入りますが、昨年を見ますと、すでにスクラップ購入価格の上限価格が頭打ちになってきたと考えられます。

高値が今後この上限値以上に伸びることは、何かの外的要因(インド等での爆発的経済成長・天災による大きな被害・大規模な戦争等)がない限りは難しいと思われます。

又底値の部分も年々切り上がった状態で推移しているのも最近の傾向のようです。

1月も中旬を過ぎ、この先3月頃までは若干下げの横這いと推測されます。

その理由として海外勢が日本屑の価格に興味を示し交渉のテーブルにのってきた事や、1月をとって見ても電炉の生産計画が前年同月比4万t程の増加となっている事、アジアマーケットの一つの指標である先に行われた2月積みの関東鉄源の入札価格が若干の下げで成約が行われた等があげられます。

このことから1月から2月にかけては底固めの月といえるでしょう。

3月については微妙で中国の製品在庫状況が減少していれば、明るいニュースとなり上げ相場に移行する物と思われます。

4月~5月についてはどこかのタイミングで下げ相場に移行する物と思われ、7月か8月には反発し9月には下げ、10月か11月には再び上げ相場に転じると思われ、また多少の時期の誤差はあると思われますが、昨年と同じような傾向をたどるのでは?と個人的には考えているのですがいかがなものでしょか?

あくまでも何もこれと言った世界を揺るがす事象がなければと言うのが前提となりますが・・・。 さて今年の私の予測、外れてもご容赦の程よろしく御願い致します。

鉄の選別

当社に来られた時に工場建屋2番口の中で選別しているのを見られた事があるでしょうか? 何をしているのかと申しますと、製鋼メーカーが嫌う不純物(蛇口やサッシ、銅線その他もろもろの非鉄類)をユンボや手選別にて除去しているのです。

これが選別せずに切断機(ギロチン)で加工され、そのままメーカーに入りますと、メーカーでは選別が不可能なのでそのまま溶解されてしまいます。 メーカーの方でも調整は可能なのですが、混入率が多いとやはり製品に影響が出てしまいます。

それはクラックが入ったり表面のザラツキ等として現れるそうです。 クラックは別としてザラツキなどはビル建設やその他の使用に際しての支障は出ないそうなのですが、鉄筋加工の際に手袋の傷みが早くなると加工屋さんからクレームがくるそうです。 これは日本国内だけのクレームかもしれませんが。 鉄筋にも高級志向?製鋼メーカーさんと共にそれに応えるべく選別を日々実施しています。

一覧に戻る

お問い合わせ

お困りごとや気になることがありましたら、
お気軽にご連絡くださいませ。
無理な売り込みをすることはありませんので、安心してお問い合わせください。

電話のアイコン04-2947-8870

8:30〜17:30
(日祝、第2・4土曜、夏期休暇、年末年始除く)

トップに戻る