リサイクル通信

2005年10月 【27号】

年内の相場予想 / アスベスト

年内の相場予想

この記事を書いている現時点(10月14 日)では、13日に行われた11月以降船積み の関東鉄源の入札価格が、前回より2千円ほど の下げとなりました。 これにより各メーカーの10月の増産期と重 なっていますが、先行きは下げ局面となる模様 です。

ただ急落となるのか?と言うとそうでもな さそうです。

市中の鉄屑の発生が少ない為に問屋サイドに 在庫が少ない状況が続き、メーカーの鉄屑入荷 も芳しくない状態が続いています。

これによりメーカーの増産となる10月には 鉄屑の使用量が増加するのに対し、鉄屑が思っ たように集まらない問屋サイドの供給量に勢 いがないことが今回の急落となる状況を回避 している要因となっています。

先行きは?と申しますと、個人的な感覚で申 し訳ないのですが(あまりにも鉄屑がグローバ ルになりすぎて予測が不可能に近い為)、11 月中頃まではジリ下げ傾向が続き後半から横 這いもしくは韓国・中国・台湾の買い入れによ り上げ基調に移るのでは?と予測しているの ですがいかがなものでしょうか?。

価格変動の時期の多少の前後は、あくまでも 個人的予測なのでお許しください。

最近のニュースで気がかりなのは、アメリカ を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」・「リタ」 により、ニューオリンズの町に壊滅的影響が出 たということです。 それが?と思われると思いますが、気になる のは、そこに使われていた鉄が復興の過程で鉄 屑となりその量が膨大なものになるのでは? ということです。

確かにアメリカ国内でも鉄屑は使われます が、メーカーの操業率は85%以上を超えてい る為、少しの量しか使用できないと思われま す。

残りは?となると、当然世界の粗鋼生産量の 半分以上を占めるアジアに向けられるのは理 にかなっているのではないでしょうか。

これの輸出がいつになるかが気がかりな点 なのですが、おそらくこの米屑の輸出時期が、 相場の下げ基調をたどるのは間違いないと思 われます。

ただ確実に下げ相場時の底値は上がっています。

アスベスト

実は最近鉄屑が少なくなっているのはこの アスベスト問題により建物解体にストップが かかっているのが大きな原因ではと考えられ ています。

このアスベスト、厄介な物で、飛散性と言わ れている石綿なら見ても判るのですが、非飛散 性と言われる石膏ボードや自動車のブレーキ パッド、配管に使われる保温材と多岐に渡って 身近な所で使われています。

当然建物解体をする場合には、飛散しないよ うに養生をし、撤去後の石綿も必要な措置がと られた後に処分(埋め立て等が一般的)されます。

そして石綿撤去後に本格的な解体工事とな るのですが、事前調査・石綿撤去段階で大きく 時間を取られている状況のようです。 環境省の方でも取り扱いにあいまいな部分 がまだ多く、はっきりした取り扱いの出ていな い物もあるので今後も環境省の発表には目が 離せない状況となっています。

弊社と致しましても、アスベストと思われる 物に関しては取り扱いができませんので今後 ともご注意の程よろしく御願い致します。

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