リサイクル通信

2005年1月 【18号】

新年のご挨拶 / 世界の粗鋼生産 / スクラップ予想

新年明けましておめでとうございま す。

本年も昨年同様お引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

昨年は波乱にとんだ一年でありました。国内では夏の猛暑、中越地震・また海外では、インドネシア・スマトラ 沖地震の大津波が、インド洋沿岸に大きな被害を引き起こし世界中の人々の 心に暗い影を落としました。

ただ国内 では、うれしい話題もありました。オリンピックで日本の選手が、数多くの 金メダルを獲得し日本中を熱くさせて くれた事です。私達おじさん達も大いに元気づけられました。 さて、本年は酉年、平穏で無事であ る事を願わずにはおられません。日本経済もこのまま回復軌道をたどってくれればと念願する次第です。

ところで、昨年は名のある企業の不祥事が相次ぎ、企業のコンプライア ンスが改めて強く求められた年でもありました。これからの企業経営には、 コンプライアンスを含め、企業の社会 的責任が益々問われる事となるでしょう。 弊社も、お客様や地域の人々に愛 される企業として、気を引き締め、より一層精進して参りたいと思っていま す。

本年も何卒よろしくご指導賜りたく お願い申しあげます。

代表取締役 長沼 正夫

世界の粗鋼生産

今年度中の世界の粗鋼生産は、この ままのペースで行きますと初の十億t 台に確実に乗るそうです。 粗鋼生産は、世界全体で伸びているのですが、十四年一月~一〇月までのデ ーターでいきますと、中国・日本・ アメリカ・ロシア・韓国の五カ国で世 界の粗鋼生産の五七%近くを占めてい ます。

特に中国は二〇〇四年度の予想 では、二億六千万tで、世界の粗鋼生 産の四分の一を占めると予想されてい ます。二〇〇四年度の中国の経済成長 率見通しは、九・二五%と見ていて、二 〇〇五年度は、八%位とみられています。

また鉄鋼など一部加熱気味のものに は投資抑制がかけられていますが、広 東省に年一千万t・安徽省に五百万t規模の最新鋭の設備を設置する予定になっています。

この事から今後、中国の粗鋼生産は、 引き続き伸びていく事が予想されています。 ちなみに日本ではほぼ前年横ばいの 一億一千万t前後と予想されています。

ただ生産の主なものは、高炉が生産す る圧延・冷延が主流で(圧延とは、主 に造船や厚鋼板・H型鋼など、冷延とは、圧延された物をさらに薄く延ばし、 自動車鋼板や空き缶の様な薄い鉄板類 など)これらの製造にスクラップを原 料として投入する場合、品種が限られており、新断・HSと言われている上 級品種しか使用しません。

これらの圧延・冷延によって作られ る高付加商品は、電炉メーカーでは設備の関係から製造ができず、電炉メー カーでは異形鋼棒(鉄筋)が主流でH 型鋼などができる電炉は一部に限られています。

しかしスクラップの使用率は、高炉 と電炉を比べますと電炉の方が、高炉 の三〜四倍となっています。 このことから、リサイクルの観点か ら見ますと電炉の方が優等生だと言え るでしょう。 話がそれてしまいましたが、二〇 〇五年も引き続き世界の粗鋼生産は、 高いレベルで推移すると思われます。

スクラップ予想

気になるスクラップですが、上級 品種についてですが、低級品種との 価格幅は、多少の増減はあると思わ れますが、自動車関連や造船が好調 な事から大きな変動は無いと思われ、 引き続きタイトな状況と予想されます。

低級屑に関しては、メーカーの増 減産や海外勢の購買意欲により去年 同様変動の激しい一年になるので は?と予想しています。 変動の時期ですが、去年も過去の データーと違う動きをしていますので、何とも言えないのが実情です。

ただ言えるのは、中国が中心とな り何かしら相場を左右するのは間違 いないでしょう。 弊社と致しましても、この一年あ まり変動がなくいければと皆様同様 思う次第です。

報告が遅くなりましたが、
昨年一〇月三〇日をもちまして
ISO14001の更新審査に
て適合認証となりました。
これからもご指導ご鞭撻の程
よろしくお願い申しあげます。

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