素材インフレとデフレ
今、鉄を始めとして多岐に渡り、素 材関係の値上がりが続いています。そ れは、弊社で取り扱っている鉄スクラ ップにおいても例外ではありません。
その原因は中国です。またかと思われ る方も多いと思いますが、今、中国は 世界の工場としてありとあらゆる素 材を必要としており、多少の波はある にしても、当面上昇トレンドだと思わ れます。一説には、7%の経済成長が ないと、新規就労人口を吸収しきれな いそうです。
北京五輪、上海万博とイ ンフラ整備需要は目白押しです。一方、 通常では、素材が上がればそれに対応 して製品価格も上昇するのですが、現 実には、デフレは収まっていません。 つまり、製造メーカーの収益を圧迫し ている状況です。このままの状態が長 引けば、景気回復も難しくなってきて しまいます。
しかし、最終製品の値上 げは、販売の落ち込みを懸念する声も あり難しく、デフレ脱出の要因とはな らない様です。 一方で、中国では、複数素材の混成 品(大半の物がそうですね)を大量に 輸入しており、全て手解体されており ます。その基本要因は、人件費の安さ と製品(素材原料)の価格にあります。
実際には、モーターや、配電盤の様な 機械類を日本等から買い付け、現地で 解体するのですが、人件費は非常に安 く、そして解体された金属類は、全て 国際価格に連動しますので、日本でも、 中国でも価格に大きな違いはありま せん。非鉄金属の場合、LMEという ロンドン金属取引所の価格で世界中 の価格が決定しています。
それに自国 通貨のレートを換算し、商品価格が決 定する仕組みになっています。ですか ら手間を掛けて解体・分別しても採算 が取れるのです。解体物の中国でのリ サイクル率は抜群で、また高純度です。
やはり、手解体、手分別に勝るものは 無いのです。そして国としても支援す べく、工場等インフラの整備をどんど ん進めています。我々日本人から見る とゴミでも中国ではまさしく宝の山 なのです。
廃棄物処理法改正へ
今年の1月、中央環境審議会から意 見具申が提出されました。大規模な不 法投棄事案への国の役割の強化。不法 投棄等の未然防止、優良業者の育成、 処理施設の確保等と多岐に渡ってい ます。
今回の法改正では、処理施設を 巡る問題の解決と罰則の強化が上が っています。昨年に比べて特定事案に 特化した様な形での改正で小幅な改 正に留まっています。優良業者の育成 が見送られた事は残念な所ですが、透 明度の高いシステムになる事を期待 したい所です。
新入社員
日本社会は、この数年凄まじいリス トラを進めてきました。
それでも倒産 や、吸収合併など会社を維持できない ケースを多数見てきました。その中で 会社が生き残る為には、その戦士たる 社員が競合他社との熾烈な戦いを勝 ち抜いて行かなくてはならないので す。
明治維新の時の日本の人口は約3 千万人程度だったそうです。それがこ の百年で4倍にも増えたのです。それ が今や人口の増加は停滞し、高齢化へ と向かっています。
今やよほど競争力 を持たないと勝ち残れない時代へと 進んできたのです。一方で学 校教育においては、競争を抑 制する方向に進んでいます。 本来、学校教育とは、社会に 適応していく能力を身に付 け、自己を確立していく場で はなかったでしょうか?か けっこの早いやつ、絵のうま いやつなどそれぞれ得意なもの(人より勝る物)を見つ け、自身を深めていく場では なかったのでしょうか?
それが今や、みんなが「よく出 来ました」では、自信も付か ないし、成長も望めません。 今の新入社員にしてもそん な「なかよし生活」から急に リアルなサバイバルを求め られても対応できないのは 無理もない事です。結果とし て就職してもすぐに辞めた り、引きこもったりと社会に 適応出来ない人が増えてい るそうです。
今、企業は社会 人としての「しつけ」からし なくてはなりません。しかし、 彼らは社会のルールが分か らないだけで能力が無い訳 ではないのです。透明性のあ る中で、仕事の中に自分の居 場所や役どころを見つけ、成 長していける、そんな企業が 求められ、また成長していける、そんな時代なのかもしれ ません。
がんばれ新入社員!