リサイクル通信

2026年10月 【279号】

秋田駅構内台風到来 / 穴をあけるという作業は危険

令和8年9月 秋田駅構内

秋田駅構内台風到来

今年の気候に関するキーワードは線状降水帯ではないでしょうか。

いつの頃からか聞くようになったこの言葉ですが、発生すると大災害をもたらす可能性があります。先日は千葉県でこれが発生し、災害をもたらしました。

また、今年の台風はなぜか同時期に発生するというような形で短期間の間に3個の台風が発生するということが度々起きています。気象にはあまり詳しくないのでこれが何を示すことに成るのか、ただの偶然なのかはわかりませんが、いつ何時災害が起きるかわかりませんのでそれに対する備えは十分にしておくことにしたいと思います。

穴をあけるという作業は危険

先日ニュースで富山県魚津市内にて民家で穴を開けたスプレー缶が爆発し、火災が発生しました。

幸いにも大火に成ること無く消し止められたそうです。このスプレー缶ですが、23本中22本に穴を開けていたそうです。これも想像になってしまいますが、穴の空いたスプレー缶をかごなどに入れて玄関脇に置いておいた所、ボイラー(火種)の熱でスプレー缶が温まり内部に残留していた可燃ガスが漏れ流れ出てボイラーの火に引火し爆発が起きたと思われます。スプレー缶の噴射剤として使用される可燃ガスですが、通常の外気圧(1気圧)では圧力が均衡した時点で出なくなります(内部には1気圧分残っています)。

これで順次穴を開けていけば少しずつ可燃ガスは漏れ出てきます。1本ではわずかでも、まとまればそれなりの量になります。これに火種が 近づくと酸素は豊富にあるので、燃焼が一気に起きて爆発のような状態となります。身近にあるスプレー缶やカセットボンベは気軽に使えるものです。その反面、危険を感じにくいものでもあります。その危険を理解して安全に処理をすることが大切だと考えます。今は事故が起こってないから大丈夫、ではなく、今迄はたまたま爆発が起こらなかっただけで、明日起こらないという保証はありません。市民のリスク、回収する人のリスク、処理工場のリスクを極力減らすようにしたほうが結果的に清掃工場の稼働がトラブルを起こすこと無く順調に回ると考えます。

ハインリッヒの法則(1:29:300)ではないですが、穴あけをしていて服にかかったのが300件あったとして、穴あけ中に飛び出した液体が目に入った、口に入ったなどで炎症を起こしたが29件にのぼり、重大な事故となる1件は爆発によるものが起きる可能性があります。これは1年間の間で起こるものではなく、数年間の蓄積、その間には指示者が変わった、穴あけ作業員が変わったなどの危険啓発の引き継ぎができないまま引き起こることもあります。

よく言われるのが自動車の車両保険です。入っているときには使わずに来ましたが、それならと車両保険のみ解約した後すぐに事故(自損や無保険など)にあってしまったなどの話もあります。出来るならば、起こさずに済むのなら、起こさないほうがいいに決まっています。 ただ、勢いだけで出来るものでもありません。自治体などでしたら、まずはゴミの分別をどうするか、から始まり、回収時には平ボディがあるかないか、回収後に集まった場所でゴミなどが入っていないかの選別作業、そして保管場所など多岐にわたると思います。

一つ一つを考えながらクリアしていくのは大変だと思います。でもそれが、市民の運ぶ人の現場の人の安全につながります。ニュースで見るたびに防げる事故なのにと思うことがあります。確かに物事には100%はないですが、90%なら95%ならもっと被害を受ける人は減るはずです。自治体のみならず、製造メーカーにももう少し危険を注意喚起するような缶への記載をお願いしたいところです。 そのリスクを分かる人が注意喚起をしましょう。

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