リサイクル通信

2025年11月268号】

デフリンピック/コーダ/ちっちゃイクルつうしん vol.8

長かった暑さのせいか、木々も染まる時期を見失った感があった今年。「紅葉狩りに行ったけどまだまだ緑の部分が多かった」なんて話も聞きました。一転、立冬を過ぎたあたりから急激に冷え込み、当社工場外周の木々もようやく色付き始めて、、、もう12月、季節は冬へと移っていきます。インフルエンザも流行しています。束の間の秋を楽しみつつ、皆さまお身体ご自愛ください。(秋、みつけた / 当社工場外周にて)

デフリンピック

皆さま、『サインエール』というものをご存知ですか?つい先日、閉幕を迎えたデフリンピックのお話。

デフリンピック(Deaflympics)は、デフ(Deaf)とオリンピック(Olympics)から成る「きこえない、きこえにくい人のためのオリンピック」です。会場で観客が声援や拍手を送っても、これまで選手にとっては応援が伝わりにくかったそうです。

そこで、日本での初開催、そして100周年の節目を迎える今大会で、日本の手話言語などをベースに、手(や体)の動きで応援するスタイル『サインエール』が初めて導入されたそうです。ニュースで見たときは昔からの応援スタイルなんだと思っていたのですが、調べてみると今回が初めてと知って驚きました。

単純な動きの組み合わせで難しくはないし、やってみると結構楽しくて(私は「行け!」が好き)、「会場でやったら一体感が味わえたはず!」と自らの出不精を悔やみます。インタビューで「応援が力になった」と答えている選手もいて、サインエールが奏功してか日本代表は過去最多51個のメダルを獲得しました。

相手の特性(きこえにくい)と自らの想い(伝える)を前提に、1つの工夫から新しい応援スタイルを考案して導入した今大会。その小さな一歩は、『多様性』の時代に大きな足跡を残したのかもしれません。

コーダ

私が『デフ』という言葉を認識したのは5年くらい前、近所の本屋さんで「地元の作者が書いた」というポップと共に並んだ本のタイトルに入った『龍の耳』というフレーズに興味をもったのがきっかけでした。

その前作(その後ドラマにもなっていて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません)を読んで、コーダ(CODA)と言われる「きこえない、きこえにくい親を持つ聞こえる子供」が居ること、手話は一つの言語であることなどを知りました。コーダである主人公がその境遇から身についた手話を用いて、様々な問題に葛藤しつつ向き合う姿に感動したのを覚えています。

もちろん、他人の境遇を軽々しく「分かる」なんて寄り添った風な発言で片付ける気はありません。相手と自分の特性を理解した上で、相手に配慮して、自分にできることに全力を尽くす。簡単ではないけれど、そんな人間になりたいと、今改めて感じています。

ちっちゃイクルつうしん vol.8

先日茨城県にある廃プラスチックリサイクル工場で発生した火災は、2日以上が経過し、ようやく鎮圧したようです。火事でのケガ人はいないようで、その点は不幸中の幸いと言えるでしょうか。

当社は、リサイクル工場として、金属を受け入れています。搬出元には分別をお願いしていますし、社内でも安全管理は徹底していますが、怖いのは『混入』。例えば、リチウムイオン電池に傷や衝撃が加わると、発火の原因となるおそれがあります。万一、入荷した大量の金属の中にそんな凶器が混ざっていたら?

金属とプラスチック、扱うものに違いはありますが、今回の火災は他人事ではありません。

日々のごみ出しにも、自治体のルールがあります。ルールを守って分別するのは、リサイクルの目的だけでなく、危険を防止することにも繋がります。

全国で統一ルールができることに期待しつつ、まずは私たち一人一人が自覚をもって安全なまちづくりを心掛けることが大切なのではないでしょうか。

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